2023年08月31日
台東区・池之端エリア
池之端エリアは東京都台東区にあり、上野恩賜公園の不忍池の西側から北に細長くのびるエリアです。 池之端エリアは古くから画家や文豪などの文化人に好まれ、現在も居住地跡が残っており歴史を身近に感じられます。エリア内には文豪を讃えた記念館や邸宅跡の荘園などもあり、お子さまと一緒に見学するといった楽しみ方もできるでしょう。 エリアの東側の上野恩賜公園を越えると上野駅がありますが、少し離れているため池之端エリアに観光客が来ることは少ないといえます。芸術や文学に触れながら、穏やかに過ごせる場所を探している方におすすめです。
池之端エリア内には寺社仏閣が点在しており、自然に触れられるスポットが多く四季の移ろいを感じられます。池之端エリアは江戸時代には城下町として栄えた場所であり、古くから多くの武家屋敷や寺社が建ち並んでいました。 現在も歴史ある建造物が多く残っており、都会にいながら落ち着いた雰囲気のなかで暮らせます。散歩しながら史跡を巡るといった、休日の過ごし方もできるでしょう。
池之端エリアからは、東京メトロ千代田線の根津駅を利用できます。千代田線は北綾瀬駅と代々木上原駅を結んでいる路線で、大手町駅へ約6分、霞ケ関駅へ約12分などビジネス街へアクセスしやすい点が特徴です。 また、上野恩賜公園内の向こう側には上野駅があります。上野駅は新幹線を含め複数の路線が乗り入れるため、エリア外へのお出かけだけでなく出張や帰省で新幹線を使う場合に役立つでしょう。 さらにバスでも多方面へ移動でき、根津駅前からは4路線のバスが利用できます。浅草駅や池袋駅などへは乗り換えなしで出かけられます。通勤・通学や休日の外出もしやすい点も池之端エリアの魅力です。
旧岩崎邸庭園は、三菱財団の三代目社長である岩崎久彌の邸宅です。約18,000平方メートルの敷地は木々の緑にあふれています。重要文化財として一般に公開されているこの邸宅は、久彌が約50年にわたり暮らしていたといわれる和館と洋館も見学が可能です。 洋館を建設したジョサイア・コンドルは、鹿鳴館などの設計で知られています。さまざまな意匠が凝らされた建物にはビリヤード場が併設され、来客をもてなす場として使われていた当時の様子がうかがえるでしょう。 また生活の場として使われていた和館には、欄間などの装飾や趣ある空間を広がっています。現在はこの庭園は都立公園となっており、都民の日やみどりの日には入園料無料で見学可能です。
池之端2丁目交差点付近には、かつて路面電車である都電が走り「池之端七軒町」という停留場がありました。停留所は昭和46年に廃止され姿を消しましたが、平成20年に公園として整備され、都電荒川線で使われていた旧車両が展示されました。 また公園内には案内板があり、当時の都電車両や停留所の様子、地域の歴史が学べるようになっています。電車好きのお子さまがいるご家庭の方におすすめのスポットです。
池之端エリアには多くの寺社があります。不忍通りから1本奥に入った住宅街にある七倉稲荷神社も歴史ある神社のひとつです。かつて蔵前にあったこの神社は、江戸幕府の7つの米蔵の守護神として崇められたことが名前の由来といわれています。 その後遷移を経て、明治9年に現在の池之端2丁目に移りました。例年9月には盛大な祭事が行なわれ、神輿や山車が周囲を練り歩きます。子ども神輿も用意されているので親子で祭りに参加することも可能です。 お揃いのはっぴで身を包めば、池之端エリアの一員として大いに盛り上がれるでしょう。
池之端エリアは自然を豊かさと交通の利便性の高さを兼ね備えたエリアです。自然に触れながらご家族との暮らしを楽しみたい方には、池之端エリアがおすすめです。気になる場合はエリアの情報を随時確認できる、フォローエリアに追加してみてはいかがでしょうか。 また、ほかのエリアも探したい方には、簡単な質問に答えるだけでおすすめのエリアが見つかるライフスタイル診断もお試しいただけます。
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記事編集者:浜根冬馬 ライター:はまゆ ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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