2024年06月23日
中央区・八丁堀エリア
「八丁堀」という地名は、江戸時代に造られた堀の名称に由来します。寛永年間にかけて堀が開削され、その全長が約873m(およそ8町分)だったことから名付けられたそうです。 現在はビルが立ち並ぶオフィス街になっており、平日は街を行き交う人々の姿が多く見られます。週末になると人通りが少なくなるため、少し落ち着いた雰囲気が感じられます。 八丁堀エリアは東京駅や有楽町駅から1~2㎞ほどの距離に位置していますが、一方で緑が多く、区立公園などが点在しているのも魅力です。
八丁堀エリアは隅田川沿いに位置しており、亀島川や堀割跡もあり、東京都や中央区では川沿いに緑の多いテラスを設置し、遊歩道化しています。 整備された川沿いをジョギングや散歩する人の姿も見られます。都心部に近い立地ながら自然が残る環境が、このエリアの魅力です。 また八丁堀エリアは明治以降、地場産業と住宅とが混在して発展してきた街ですが、中央区では人口の維持や回復を目標として地区計画を定めるなど、より住みやすい街づくりへの転換をはかっています。 生活面では、中央区独自の子育て政策をはじめ、さまざまな支援策が用意されているのも特徴です。たとえば新生児誕生祝い品として、区内共通買物・食事券3万円分が支給される制度や、私立幼稚園・こども園の負担軽減補助金も用意されています。
八丁堀エリアではJRと地下鉄のいずれも利用可能で、上野駅や東京駅などへ乗り換えなしでアプローチできます。 エリア内にある京葉線八丁堀駅を利用すると、東京駅まで1駅、約5分で到着し、東京メトロ日比谷線八丁堀駅を利用すれば、上野駅まで乗り換えなし約10分で到着します。 東京駅や、上野駅まで出やすいため、新幹線等を利用した広い範囲の移動にも便利ですし、地下鉄を使った細かな移動もできる点も魅力的で、八丁堀エリアの住みやすさに繋がっています。
隅田川は、東京都北区で荒川から分岐し、墨田区などを経て中央区へと流れていますが、そのうちの約32kmにわたる区間に隅田川テラスが整備されています。 テラスは景観の良さと地震対策を両立する目的で作られ、都心における貴重な水辺空間として親しまれています。 八丁堀エリアのテラスには2つの公園が接しており、散策の足を休めてくつろげる場所となっています。 中央大橋を臨む新川公園は、ベンチと植え込みがあるこぢんまりとしたスペースです。 明石町川岸公園は聖路加ガーデンの近くにあり、美しい夜景を楽しめます。春になると桜が咲き、お花見も楽しめます。
バーベキューというと郊外の山まで出かける必要がありそうですが、銀座から数百メートルの築地川公園でも楽しめます。 中央区に住んでいる方、または中央区に通勤している方限定ですが、バーベキューが可能なデイキャンプ場が無料で利用できます。食器と食材さえ持参すれば、鉄板や鉄網は備え付けの物を借りることができます。 公園から徒歩約10分の、築地場外市場で食材を選んでみるのも楽しそうです。 また公園内には多目的広場や犬と遊べるわんわん広場などもあり、幅広い年代の方がアクティビティを楽しんでいます。
聖路加ガーデンの近くに水上バスの船着き場があり、浅草やお台場海浜公園、東京ビッグサイトなどへの定期便が発着しています。 季節ごとにお花見遊覧船などのイベントクルーズが企画されるほか、チャータークルーズも可能です。隅田川沿いを散策しながら水上バスを眺めていると、漫画家の故・松本零士氏がデザインした船や、「竜馬」や「海舟」と名付けられたアンティーク調の船が通りかかることもあります。 水上バス乗り場は明石川岸公園のほど近くにあり、夜にはライトアップされた勝鬨橋や佃大橋が見えます。散策の足を休めて、船を眺めるのんびりとした時間を過ごせます。
八丁堀エリアは都心にありながら川沿いの散策や、公園でのバーベキューも楽しめます。都会ならではの利便性も魅力で、東京や上野等へのアクセスも八丁堀エリアの住みやすさを形成しています。 都心近くに住みたいけれど身近に自然も感じたいという方は、このエリアでの暮らしを検討されてみてはいかがでしょうか。
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記事編集者:立石秀彦 ライター:池田愛 ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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