2023年08月31日
中央区・人形町・水天宮エリア
人形町・水天宮エリアは江戸時代初期に開発がはじまり、現在にいたるまで商業施設や商店と、住居とが併存する活気ある街となっています。 江戸時代には、どのような人が住んでいたか、何があったかなどに由来して町名をつけることも一般的でした。 たとえば人形町には多くの人形師が住んでいて、人形を作ったり販売する店が多かったことから町名の由来となりました。小伝馬町や大伝馬町は、土地の有力者が伝馬役という役職に就いたたことに由来します。 かつて江戸の商人たちがこのエリアで築いた文化や伝統は、現在の人形町・水天宮エリアにも受け継がれています。
中央区全体での調査ですが、中央区へ転居してきた理由を尋ねると「交通の利便性がよいため(26.8%)」、「気に入った住居に住むため(15.0%)」といった回答が上位にあげられていました(「中央区住宅マスタープラン 令和元年10月」)。 そこからも、中央区では気に入ったマンションが見つけやすく、交通の便もよいことがわかります。人形町・水天宮エリアについても駅周辺にマンションが多く立地しているため、希望にあうマンションが見つかるかもしれません。 また、地下鉄やバスなどの公共交通が整備されていて、利便性が高いエリアでもあります。 区ではこれからもこのエリアで人口増が続くと予測していますが、生産活動を担っている生産年齢人口(15~65歳)の割合が多いことも特徴で、ファミリー世帯に選ばれている街と考えられます。
人形町・水天宮エリアから、地下鉄による都内主要駅へのアクセスが良好です。JRも利用でき、都営浅草線から京浜急行線に乗り入れているので、横浜方面へ行く際も便利です。 例えば、東京メトロ日比谷線の人形町駅や小伝馬町駅、都営地下鉄浅草線の人形町駅からは、上野駅や銀座駅へ乗り換えなしで行けます。渋谷駅、品川駅、池袋駅には30分強で行けます。都営地下鉄浅草線は京浜急行線に接続しているため、川崎、横浜方面へ行くにも便利です。 東京メトロ半蔵門線水天宮前駅を利用すれば、渋谷駅や東京駅へ乗り換えなしで行くことができ、新宿駅、池袋駅、品川駅は30分圏内です。
水天宮の発祥は福岡といわれており、現在も総本宮は福岡県にあります。東京の水天宮は、9代目久留米藩主の有馬頼徳が江戸の上屋敷に分祀したのが発祥です。水天宮は、安産や子授けの神様として親しまれており、初宮、七五三、厄除けなどに訪れる方も多いようです。 安産の象徴とされている犬(戌)にあやかって、安産を願う日である「戌の日」には安産祈願や帯祝いをするために、多くの妊婦さんが訪れます。水天宮にある安産に繋がる縁起物「子宝いぬ」を撫でる方や安産の縁起物である竹冠を被った犬の置物を買い求める方が多いことでも知られています。
小津資料館は、1653年(承応2年)創業の日本橋にある和紙の専門店「小津和紙」の本社社屋3階にある、紙と小津和紙にまつわる歴史を展示公開している資料館です。入場は無料で、10名以上の団体については予約すればガイドをつけてもらえます。東京都中央区の有形文化財として登録された古文書約千点を順次公開する、貴重な資料館です。 1階の店舗では全国の和紙が豊富に取り揃えられており、書道、工芸などの専門用紙が多数販売されています。書道・絵画・ちぎり絵などの展覧会や手漉き和紙体験工房も開催されています。
日本橋小伝馬町にある十思公園内には、1875年(明治8年)まで存続した東京都指定文化財の牢屋敷の跡があります。牢屋敷は、幕末の志士「吉田松陰」終焉の地としても有名です。 江戸の街に時を知らせた石町時の鐘が移設されているのも見どころのひとつです。現在は、市民の憩いの場として地域の方に愛されており、子ども向けの遊具も設置されています。 中央区では、十思公園を含む江戸の風情や面影をたどるウォーキングマップを公開しているので、街の雰囲気を楽しみつつ健康づくりをするのもおすすめです。
人形町・水天宮エリアは東京駅が徒歩圏にあり、地下鉄やJRを利用すれば都内主要駅へすぐに行ける住みやすい街です。マンションストック数も多く、住みたい家に出会えるチャンスが広がります。都会に居ながら歴史ある風情を大切にしたい方は、人形町・水天宮エリアでの暮らしを検討されてみてはいかがでしょうか。
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記事編集者:立石秀彦 ライター:cyan ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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