2024年09月29日
中央区・月島エリア
隅田川の河口付近に位置する月島は、水と緑に囲まれたエリアです。 月島エリアは江戸時代から昭和にかけて埋め立てられた人工島で、川と運河に囲まれた豊かな水辺環境があります。 このエリアには月島と佃があり、月島は東京湾の名所「月の岬」にちなんで名付けられました。一方の佃は、大阪・佃村の漁師たちが埋め立てに携わったことから名付けられたとされています。 月島エリアは、昔ながらの下町風情を残しつつ、多くの高層マンションが立ち並ぶ街でもあります。どこか懐かしい雰囲気と、新しい街並みがうまく調和しています。
利便性と住みやすさのバランスがとれていることが月島エリアの特徴です。 東京メトロ有楽町線と都営大江戸線が乗り入れているので、都心や主要駅までのアクセスも良好です。スーパーも複数あるため、生活するうえでの利便性も感じられます。 一方で、隅田川や運河に囲まれて、緑の豊かさも感じられます。 令和5年4月1日時点での月島・佃の人口は約3.2万人で、この数字は中央区総人口の約18%に当たります。月島は、年少人口が高齢者人口の割合を上回っているのも特徴です。年少人口が多いことからファミリー層が多い傾向にあると判断できるため、居住地域としての人気の高さがうかがえます。 データは中央区が公表する人口・世帯数(令和5年5月1日現在)によります。
前述したように、月島エリアでは東京メトロ有楽町線と都営大江戸線が利用できるため、主要エリアへのアクセスが良好です。 新宿駅と池袋駅までは、乗り換えなしでアクセスできます。新宿駅までは都営大江戸線を使えば約25分、池袋駅へは東京メトロ有楽町線で約25分です。 有楽町駅までは、東京メトロ有楽町線で約5分です。ただ、距離にして約2.5kmのため、歩けない距離でもありません。 乗り換えはありますが、東京駅や品川駅へのアクセスもいいので、他府県への移動にも便利です。例えば、東京駅へは東京メトロ有楽町線を使い、有楽町駅で山手線に乗り換えれば約20分でアクセスできます。また、東京駅までタクシーを使っても2000円前後なので、荷物が多いときに便利です。
月島といえば、もんじゃ焼きをイメージする方も多いでしょう。月島には、日本で唯一、もんじゃ専門店が軒を並べる「もんじゃストリート」があります。また、もんじゃ焼きの発祥は、江戸末期の月島だといわれています。 月島エリアにある約50のもんじゃ焼き店が加盟する「月島もんじゃ振興会協同組合」では、もんじゃ焼きの振興を目的としたさまざまな取り組みを行っています。例えば、期間限定割引クーポンの配布の他、店選びに迷った際は、駅前の月島もんじゃ振興会で相談に乗ってもらうことも可能です。
月島エリアの魅力は、佃公園や石川島公園など、自然を身近に感じられる場所がある点にも挙げられます。 佃公園は、佃大橋と中央大橋の間に位置する公園で、隅田川の川沿いでリラックスした時間を過ごせます。ブランコやすべり台などの遊具もあるので、お子さま連れでも楽しめます。 石川島公園は、中央大橋から相生橋までに位置する公園で、隅田川と晴海運河に面しています。遊具などはありませんが、静かに過ごせるスポットとして人気の公園です。 佃公園と石川島公園は歩道でつながっていて、約1.2kmの散策ができます。隅田川と晴海運河沿いの雰囲気のいいコースです。
IHI(旧社名:石川島播磨重工業)が提供し、石川島と佃島の歴史や文化を学べる石川島資料館もおすすめスポットです。 IHIは、1853年(嘉永6年)に水戸藩の徳川斉昭により、佃の地で誕生した「石川島造船所」が母体になっています。現在、佃工場は閉鎖されていますが、資料館では石川島造船所時代からを解説した資料やジオラマ、映像などの見学が可能です。 IHIの歴史だけでなく、月島でどのように造船所が稼働していたかなど、エリアの歴史や文化にも触れることができます。 資料館の開館日は、毎週水曜日と土曜日のみで、見学は無料です。
月島は、主要駅までのアクセスが良好で、通勤や通学に便利なエリアです。また、年少人口が多く、ファミリー層も多く住んでいるエリアです。 緑と水のいやしがある月島エリアでの暮らしを検討されてみてはいかがでしょうか。
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記事編集者:立石秀彦 ライター:平田伸次 ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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