隅田川の水辺に位置する両国は江戸の粋と文化を感じる街。両国エリアの住みやすさと魅力をご紹介

2024年09月15日

墨田区・両国エリア

両国の街並み

隅田川の水と緑と江戸文化を感じる街

両国エリアは墨田区の両国、千歳、緑、立川、菊川の周辺一帯を指し、現在でも暮らしに潤いを与える隅田川の水辺環境が残されています。 江戸時代に原型が作られた旧安田庭園など、散策を楽しみ、緑と四季を感じられる公園もあります。 JR両国駅周辺は、大相撲の本場所が年3回開催される両国国技館をはじめとした文化資源があるエリアです。相撲部屋も多く、相撲の街の雰囲気を感じられます。江戸東京博物館や吉良邸跡、回向院など、江戸の文化や風情を感じられるスポットが点在するのも魅力です。

両国橋周辺

両国橋周辺

かつてテキスタイルの街だった両国。マンションも人口も増えています

隅墨田区では、「隅田川と水辺」「文化とものづくり」「暮らしと賑わい」が、両国駅周辺の特徴だとしています。 縦横に走る通りは江戸時代からの区割りを元にしていますが、道路は広めで開放感があります。 明治時代からは、テキスタイルや軽工業の街として発展しましたが、現在工場が郊外に移転する傾向があり、墨田区全体で見ると全盛期の4分の1以下となっています。 工場の跡地には、小規模なマンションが多数建てられており、スーパーは少なめですが、それを昔ながらの青果店や精肉店が補い、そこにも下町らしい暮らしが感じられます。 なお、両国を含む墨田区全体の人口は増加傾向にあり、今後も同エリアの住みやすさは向上していくことが予想されます。

総武線と都営大江戸線が使える両国駅

両国エリアでは、総武・中央緩行線と都営地下鉄大江戸線の両国駅が利用できます。 どちらの路線を利用しても、新宿駅までは乗り換えなしの約25分でアクセスできます。渋谷駅へは、総武・中央緩行線を利用して、代々木駅で山手線に乗り換えれば30分圏内です。池袋駅までは、総武・中央緩行線、都営大江戸線のどちらを利用しても一度の乗り換えでアクセスでき、所要時間はおよそ30分前後です。 また、東京駅、品川駅への移動もスムーズなため、両国は他府県への移動もしやすいエリアといえます。秋葉原駅で山手線に乗り換えれば東京駅まで約15分、品川駅までは約30分でアクセスできる点も両国エリアの住みやすさに繋がっています。 東海道新幹線、東北新幹線をはじめ、他府県への移動に便利な路線への乗り換えもスムーズです。

両国国技館

両国国技館

大相撲に加えてさまざまな文化を発信する両国国技館

両国国技館は、JR両国駅から徒歩約1分に位置するおでかけスポットです。敷地面積は約18,500㎡で、主に大相撲の興行が開催される施設です。 地上2階、地下1階の建物は延べ面積35,700㎡で、約1万人を収容できます。大相撲の興行がないときはプロレスやボクシング、コンサートなどのイベントホールとして利用されています。 国技館の歴史は古く、初代は明治42年(1909年)に誕生した「蔵前国技館」です。現在の国技館は昭和59年(1984年)に建設されたもので、「新国技館」と呼ばれることもあります。両国国技館には相撲博物館も併設され、相撲に関連する資料の見物も可能です。

相撲部屋「春日野部屋」

相撲部屋「春日野部屋」

両国ならでは!相撲部屋めぐり

相撲の本場所が開催される両国エリアならではの楽しみが相撲部屋めぐりです。 見学を実施していない部屋や後援会限定の部屋もありますが、多くの相撲部屋がある両国エリアを散策したり眺めたりするだけでも雰囲気を楽しめます。 主な相撲部屋には、「浅香山部屋」「時津風部屋」「出羽海部屋」「春日野部屋」などがあります。 浅香山部屋は、事前予約すれば7時30分から11時30分を目安に見学可能です。時津風部屋は事前予約の受け付けはなく、7時から10時前後に直接訪問して、稽古が行われていれば先着順で見学できます。

回向院

回向院

仏教を身近に感じさせてくれる回向院

JR両国駅から徒歩約3分の位置に、回向院(えこういん)があります。 回向院は、明暦3年(1657年)に起きた大火事(明暦の大火)で犠牲になった人々の供養のために建てられた寺院です。 現在では、朝・夕の勤行において、明暦の大火などの無縁供養をはじめ、水子供養や動物供養など、さまざまな生命の供養が行われています。毎日16時からの夕勤行には、誰でも参加することができます。 また、月2回開催されるカフェスタイルの法話会「法話カフェ」では、若手僧侶による解説で、仏の教えを気軽に学べます。誰でも参加できますが、事前予約が必要です。

下町の親しみやすさに暮らしやすい環境もそろう両国エリア

両国エリアは江戸の文化や下町の雰囲気が残っていますが、道路も広く開放感があり、隅田川の水辺環境も楽しめます。人口も増加しているこのエリアでの暮らしを検討されてみてはいかがでしょうか。

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記事編集者:立石秀彦 ライター:平田伸次 ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。

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