2024年09月27日
目黒区・柿の木坂エリア
柿の木坂エリアは、大正から昭和初期にかけて行われた耕地整理事業という街づくりの一環として都市化が進みました。 目黒区ホームページの「歴史を訪ねて 耕地整理組合」という記事でも「これらの住宅街は、現在、都内でも美しい住宅街として知られるが、それは昭和の初めの整理事業に負うところが大きい」としており、整理事業が街の発展に大きな影響を及ぼしたと考えられています。 計画に基づいてつくられた街だけに、緑がうまく溶け込んだ美しい街並が印象的です。また、現在も柿の木坂エリアの一部道路で電線を地中に埋設する無電柱化が計画されるなど、よりよい街づくりが進んでいます。
エリア内の多くが低層の住宅用の用途地域となっており、戸建て住宅中心の街並みに、マンションが点在するのが特徴です。 主要道路沿いや駅周辺には普段の買い物に便利なスーパーがあり、医療に関しては、複数の診療所がエリア内に立地しているほか、地域医療を支える独立行政法人国立病院機構東京医療センターもあるため、柿の木坂エリアの住みやすさが際立っています。 また、目黒区では独自の子育て支援策も実施しています。例えば、「出産・子育て応援事業(ゆりかご・めぐろ)」は、一定の面接を受けた妊婦さんに、電子クーポンやカタログギフト6万円分を補助する取り組みです。 ほかにもテレビ電話でのオンライン相談や、家事育児支援ヘルパー派遣事業(子ども家庭支援センター)など、出産から子育てまでをカバーする支援を行っています。
東急東横線の都立大学駅と、東急田園都市線の駒沢大学駅がエリアの近くにあります。 東急東横線の都立大学駅から渋谷駅まで約10分、新宿駅まで約30分、東京駅まで約40分でアクセスできます。 東急東横線は東京メトロ副都心線に乗り入れているので、便によっては乗り換えなしで池袋駅などの主要駅にアクセスできます。 東急田園都市線の駒沢大学駅から渋谷駅まで約10分、新宿駅まで約25分、東京駅まで約35分で到着します。 東急田園都市線は東京メトロ半蔵門線と相互直通運転をしており、便によっては大手町や錦糸町へ直通でアプローチできます。
川の上につくられた呑川柿の木坂支流緑道は、かつての呑川支流を暗渠化してつくられました。現在では全長2キロあまり続く緑道として整備されています。 季節によって色とりどりの植物を楽しめるほか、緑道の途中には木陰のベンチで一休みできる芳窪街かど公園もあり、地域住民にとっての憩いのスポットとなっています。のんびりと散歩したり、日々の疲れを癒したりしたいぴったりのコースです。
目黒区と世田谷区の境目に、駒沢オリンピック公園があります。1964年の東京オリンピックでサッカーやバレーボールなどの試合会場に使われた公園で、大会終了後は一般向けに開放されました。 現在は陸上競技場や体育館、軟式・硬式野球場などさまざまな施設を備える公園として、多くの人に利用されています。ジョギングコースやサイクリングコースもあり、広々とした敷地内で体を動かすことができる公園です。
柿の木坂の地名は、目黒通り(都道312号線)の都立大学駅付近にある坂の名前が元になりました。坂の名前の由来には、子どもたちが大八車の柿をとって逃げたことから「柿ぬき坂」となった説や、坂のそばに大きな柿の木があったため「柿の木坂になった」説などがあります。 柿の木坂がある場所は現在、都立大学駅を中心に、多くの商業施設や飲食店が集まる賑やかな街並みになっています。今も昔も変わらず、主要道路として賑わいを見せています。
柿の木坂エリアの住みやすさの特徴は、落ち着いた住宅街であることです。また、現在も良好な環境を保つための取り組みが続けられています。緑に囲まれた暮らしを重視する方は、柿の木坂エリアをフォローされてみてはいかがでしょうか。
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記事編集者:立石秀彦 ライター:goto31 ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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