2024年03月12日
港区・芝・大門エリアほか
港区では、平成31年4月から令和5年4月まで5年連続で待機児童ゼロを達成しています。また、何らかの理由で待機児童になってしまったときは、「待機児童向け居宅訪問型保育」というベビーシッターの派遣制度が利用可能です。 さらに港区独自の施策として、2人目以降が保育園に通う際の保育料と給食費が無料になります。通園先が公立幼稚園の場合は2人目以降の子育てサポート保育料が無料、私立幼稚園の場合は2人目以降に補助金が支給されるなど、複数の子どもを持つ家庭へのサポートが充実しているといえるでしょう。
このほか、子どもの一時的な保育が必要になった場合は、「港区ベビーシッター利用支援」を利用することで保育サービス料の補助を受けられます。対象は小学生までの子どもがいる家庭で、上限は子ども1人当たり年144時間です。一時預かりを利用したい家庭向けには、定期利用とスポット利用の両方に対応した「みなと保育サポート」の制度があります。 港区の子育てに関する情報は、「港区子育てハンドブック みんなとKIDS」にまとめられています。子ども課や各総合支所の区民課窓口、「子ども家庭支援センター」などで配布されているほか、港区の公式Webサイトでも閲覧が可能です。
港区では、区民が利用できるさまざまな助成金制度や手当などがあります。 ・児童手当:0歳から中学校修了までの児童を養育している人に、子どもの年齢や所得に応じた手当を支給 ・子ども医療費助成:子どもが18歳になる日以後の最初の3月31日までにかかる医療費の自己負担分を助成 ・バースデーサポート事業:令和5年4月1日以降、2歳の誕生日時点で港区に住民登録がある子どもを養育している世帯にWebカタログギフトのギフトカードを送付 ・子どもタクシー利用券の配付:未就学児が2人以上いる世帯に年間24,000円分のタクシー利用券を配布 このほか港区は出産費用助成金が手厚く、81万円までは自己負担なしでの出産が可能です。
港区では、社会情勢などに応じて給付金などが支給されることがあります。 令和6年には、物価高騰を受けて「子育て応援商品券」が給付されました。給付に所得制限はなく、額面は0歳から高校生世代の子ども1人につき50,000円分です。給付されるのは区内共通電子商品券で、加盟店で使用できます。 このほか令和5年には、物価高騰の影響が大きい低所得の子育て世帯に対して、子ども1人につき現金50,000円が支給されました。
港区では、令和3年に開設された「子ども家庭支援センター」で子育てに関する相談ができます。相談員に子育ての悩みを話せるほか、保健師や心理士への専門的な相談や、子育てコーディネーターへの相談も可能です。また、親だけでなく子ども本人からの相談も受け付けている児童相談所もあります。家族が利用できる相談窓口として、連絡先をチェックしておくとよいでしょう。 このほか、子育てに関する悩みをパソコンやスマホから24時間365日いつでも相談できる「港区おとなの子育て相談ねっと」もあります。LINEで相談できる「親子のための相談LINE」も利用可能です。 詳しくは、港区の公式Webサイトをご覧ください。
港区の子育て支援施設でチェックしておきたいのが、南青山5丁目にある「子ども家庭支援センター」です。子育ての相談窓口のほか、近隣の子育て世代と交流ができる「親子ふれあいひろば」や地域交流を目的としたカフェ、情報提供コーナーなどが設置されています。 また、芝5丁目には、子育てひろば・乳幼児一時預かり・トワイライトステイ・ショートステイの4事業を行う「みなと子育て応援プラザPokke(ぽっけ)」があります。「子どもを遊ばせたい」「夜間に預かってほしい」など、子どもの年齢や保護者のニーズに応じて利用可能です。 このほか、南青山2丁目にあるNPO法人運営の子育てひろば「あい・ぽーと」では、親子で過ごせる「つどいの広場」があるほか、一時預かりも受け付けています。 児童館は高輪・白金台など4館あります。詳しくは、港区の公式Webサイトでご確認ください。
品川駅から徒歩圏内の「マクセル アクアパーク品川」は、家族で出かけるのにぴったりの都市型水族館です。イルカやペンギン、ゴマフアザラシ、クラゲなど、約350種20,000点の生きものが展示されています。 最大の特徴は、光や映像がつくり出す非日常的な空間の中で、色も姿もさまざまな生きものが見られることです。さらにドルフィンパフォーマンスやカピバラのエサやりといった、子どもが楽しめるイベントも随時開催されています。メリーゴーラウンドなどのアトラクションもあり、子どもと一緒に楽しみたい親子連れに人気です。
港区には、子育て世代が集えるひろばや一時預かりなど、子育てを支援するためのさまざまな施設があります。さらに第2子以降の保育が無料など、区独自の制度も設けられているのが特徴です。どのような行政サービスを利用すべきなのかが分からないときは、子育てコーディネーターに相談することで、適切な制度を知ることができます。子育て支援のハード面もソフト面も充実している港区は、安心して子育てできるエリアだといえるでしょう。 KAUnSELLでは、港区内の各エリアのページに、子育てに役立つ情報を掲載しております。下記リンクからご確認ください。
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