2024年03月26日
足立区・五反野エリアほか
近年、足立区は中学三年生向けの「足立はばたき塾」の開設など教育に熱心取り組む施策を打ち出していました。2023年度から「子ども・若者全力応援プラン」としてより手厚く子どもとその子育て世代への支援を始めています。 子ども・若者全力応援プランには、未就学児向けには私立幼稚園・認定こども園の給食費無償化、小中学生向けに欠食児童・生徒への補助食提供、高校大学生向けに給付型奨学金の新設など複数の施策があります。特に高校生・大学生向けの支援が多く、これまで行ってきた妊娠・出産への支援だけではなく、就学前から大学期まで切れ目のない支援を目指しています。 足立区が行っている子育て支援やサービス、施設などについての詳細は「あだち子育てガイドブック」として一冊に情報がまとめられています。電子版やPDF版をWebサイトからダウンロードできるので、いつでも閲覧できるようにブックマークなどに入れておくと便利です。
足立区には、子育てに関するさまざまな助成金制度が制定されており、対象の区民であれば助成を受けることができます。 足立区の出産・子育てに関する手当や助成金の一例を紹介します。 ・児童手当:支給対象の子どもは、0歳から15歳到達後の最初の3月31日までなどの条件を満たした児童(所得制限あり) ・子ども医療費助成:0歳~18歳に達する日以後の最初の3月31日までの子どもを養育しているなどの条件を満たした保護者が対象 ・ファーストバースデーサポート:区内在住の1歳を迎える子どもがいるなどの条件を満たした方が対象 ・足立区立小・中学校各種大会出場助成:全国大会や関東大会に学校管理下で出場する足立区立小中学校に通う児童・生徒などが対象 ・高校生応援支援金:区市町村民税所得割の合計額が25,000円以下などの方が対象
足立区独自の助成もさまざまなものがありますが、妊娠時に行う「スマイルママ面接」から始まる「あだちスマイルママ&エンジェルプロジェクト(ASMAP)」は、妊娠期から始まる子育て支援の入り口ともいえる事業です。妊娠届出後、区の保健師等と面接を行うことでこども商品券が配布され、妊娠中のケアプランの作成をすることができます。 ほかにも、足立区では対象の児童、家庭に対して助成を行っています。詳しい条件などは、足立区のWebサイトでご確認ください。
足立区では、物価高騰などの世間の状況に応じて、子育て世帯を対象にした特別給付金を支給することがあります。近年では、2022年度と2023年度には「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金」が、食費等の物価高騰に直面する低所得子育て世帯への支援として行われました。 このほか、2020年度に新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として児童手当を受給している世帯に対し、「子育て世帯への臨時特別給付金」が支給されています。 子育てにまつわる給付金についての詳細は、足立区のWebサイトでご確認ください。
足立区では、子育ての悩みや不安を電話と面談で相談できる「子どもと家庭のなんでも相談」があります。こども支援センターげんきが開設しており、自分の悩みはどこに相談すればよいかわからないときも入口となって対応してくれます。子育て中の保護者だけではなく、18歳未満の子ども自身も相談することができます。 乳幼児期の発育や発達、食事などの相談は、保健センターが実施している「育児栄養相談」で受け付けています。対面相談とオンライン相談があるので、乳幼児を連れた外出が難しいときでも安心して相談が可能です。 相談をするほどではないが誰かと話をしたいとき、妊娠時~未就学児の子育て中は「きかせて子育て訪問事業」を利用することができます。子育て経験者などのサポーターが自宅に訪問して、育児の話をきいてくれる支援事業です。不安があっても大人と話す機会の少ない妊娠時~未就学児の子育て中に、気軽に話をして不安解消ができる支援になっています。 そのほか、足立区で行っている子育て相談についての詳細はWebサイトをご確認ください。
足立区内には52か所の児童館があり、様々な世代の子どもが自由に遊んだり交流したりすることができます。 0歳から就学前の乳幼児向けには、児童館子育てサロンの利用がおすすめです。主に小学生以上の子どもが学校に行っている時間を利用して、スペースをのびのび使うことができます。一部の児童館には乳幼児専用の部屋もあります。 子育てサロンは児童館や商業施設内などにあります。4か月未満の赤ちゃんを対象にした「あかちゃんず」の時間も用意されているので、友達づくりや交流の場に活用してみましょう。
小学生向けの児童館特例利用(ランドセルで児童館)は、学校の授業がある日の放課後に、学校から直接児童館に来館することができる制度です。登録することで、保護者が家に居ないときなどに、安全な場所で大人に見守られながら過ごすことができます。定員オーバーなどで学童保育室に入れなかった場合でも、入退室メール配信サービスもあるので、来館の有無などを確認できます。
東武スカイツリーライン西新井駅から徒歩3分の場所にある「ギャラクシティ」は、こども未来創造館、まるちたいけんドーム(プラネタリウム)、西新井文化ホールなどの施設がある、子どもが遊びながら学べる体験型複合施設です。 こども未来創造館では、国内最大級のネット遊具やクライミング施設で体を動かして遊べるほか、お絵かきや工作などのものづくりができるコーナーがあります。未就学児が楽しめるコーナーもあるので、きょうだい連れでも遊ぶことができます。 こども未来創造館の入場料金は無料(プラネタリウムの観覧は有料)なので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。
足立区は子育て支援に熱心に取り組んでいる自治体です。妊娠・出産時から切れ目のない支援を目指しており、子どもの年代に合わせた支援を受けることができます。高校生、大学生へも手厚いサポートを行っているので、子どもが安心して自分の未来を考えられるエリアと言えるのではないでしょうか。 KAUnSELLでは、足立区内の各エリアのページに、子育てに役立つ情報を掲載しております。 下記リンクからご確認ください。
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