2024年06月23日
中央区・日本橋エリアほか
中央区は、日本有数のオフィス街である八重洲や、近年海外からの観光客も増加している銀座・築地などの繁華街を有するエリアです。そのため、中央区にどのような学校があるのかわからず、子どもとの暮らしをイメージできないという方もいるかもしれません。 本記事では、中央区にある学校、大学、幼稚園などを紹介します。中央区での生活をより具体的にイメージできるように、学校に関する情報を把握しておきましょう。
中央区は23区内の中でも学校の数があまり多くないものの、1873年の学制発布時に創立された小学校が二校ある教育の歴史が古いエリアです。また、晴海エリアの住民増加により、2024度には小学校と中学校が新設されています。 ここでは中央区内の小学校、中学校、高校についてご紹介します。
中央区の小学校
中央区には17の区立小学校がありますが、私立の小学校はありません。 明治時代に開校した歴史ある学校から令和に新規開校した学校まで、エリア内に新旧の学校が混在していることが中央区の小学校の特徴です。 中央区では「特認校制度」を実施しており、区民であれば、特認校に指定されている学校へ通学区域外から就学することができます。 区内で一番生徒数が多い小学校は、馬喰町・浜町エリアにある久松小学校です(2024年時点)。明治6年の学制発布時に創立された都内最古の小学校のひとつで、2024年時点で1,000人近い生徒が通学しています。 次いで生徒数が多い月島第三小学校は、晴海中学校と隣接しており、高校、大学などの教育施設が集まったエリアにあります。学校自体が区の複合施設になっており、施設内には幼稚園や社会教育会館「アートはるみ」、一般開放されている温水プールがあります。 続いて生徒数が多い小学校は、晴海西小学校・豊海小学校・佃島小学校となっています。なお各小学校の所在地やホームページなどは、中央区のWebサイトに一覧でまとめられています。
中央区の中学校
中央区には5つの区立中学校と、1つの私立中学校があります。2024年度時点では23区内で生徒数は最も少なく、全体で約2,100人が通っています。 中央区は、「中学校自由選択制」を実施しており、区民であれば決められた通学区域以外でも入学したい学校を選択することが可能です。 中央区の中学校を、生徒数が多い順に紹介します(2024年度時点)。 開智日本橋学園中学校は、中高一貫教育を行っている学校です。国際バカロレアの理念をもとに、探求型の学習を行っています。3つのコースのうち2つのコースは日本の指導要領に準拠したうえで英語の学習を主としており、国内・海外の大学への進学を目指しています。 晴海中学校は、同じ建物に晴海保育園があり、幼稚園、小学校、高校、大学など、教育施設が集まっている区域にあります。周囲を高層マンションに囲まれながらも緑化がすすめられており、季節の木々が彩るエリアになっています。 他にも中央区には銀座中学校・日本橋中学校・佃中学校・晴海西中学校などがあります。各学校についての詳細は、中央区のWebサイトおよび学校のホームページをご確認ください。
中央区の高校
中央区には、公立高校と私立高校が1校ずつあり、23区内で最も高校が少ない区とされています。ここでは中央区にある高校を紹介します。 東京都立晴海総合高等学校は、1996年に都立高校として初めて全日制総合学科として創立された学校です。総合学科ならではの特徴として、自分の興味関心や希望進路にあわせて、生徒自らが選択科目の中から時間割を編成することができます。 開智日本橋学園中学・高等学校は中高一貫校ですが、高校一年生まで転・編入試験を実施していることがあります。高校二年・三年生時には、自ら進路実現に適したコースを選択し、コースごとに学習を実施しています。
中央区には、聖路加国際大学と、東京都立大学晴海キャンパスの2校が設置されています。 東京メトロ日比谷線築地駅から徒歩3分の場所にある聖路加国際大学は、地域医療の中核を担っている聖路加国際病院の系列の学校です。ミッション系の大学のなかで、日本で初めて看護学部が設置されたことでも知られています。現在では看護学部のほか、看護学研究科、公衆衛生大学院が設置されており、病の治療だけではなく、病に苦しむ人々へのケアを探求し続けています。 聖路加国際大学は、地域連携にも力を入れています。中央区と包括連携協定を締結しており、大学内に「中央区民カレッジ(まなびのコース)(シニアコース)」が設置されています。地域の人が健康的な暮らしを送るために、看護や医療分野の専門家によるセミナーを随時開催しています。 東京都立大学晴海キャンパスは、都立大学の6つあるキャンパスの中で最も東にあるキャンパスです。月島駅から徒歩5分の運河沿いに、法科大学院が設置されています。
中央区には14の区立幼稚園と、6つの認定こども園を含む92の認可保育施設があります。私立幼稚園は設置されていません。 中央区の待機児童数は減少傾向にあり、2022年および2023年の待機児童数は0人になっています。今後も乳幼児人口が増加する見込みのため、引き続き保育所整備が進められています。 中央区の区立幼稚園は通園区域を設定しており、区立小学校に併設された園舎で運営されています。2024年度からは、すべての幼稚園で預かり保育を実施しています。 渋谷教育学園晴海西こども園は、令和6年に開園した新しい園です。渋谷教育学園が運営しており、保育園枠が100名、幼稚園枠が130名と、規模の大きなこども園になっています。 豊海小学校と同じ建物にある区立豊海幼稚園は、幼小、幼保連携を盛んに行っています。日常生活内での交流だけではなく、小学校の学芸会・音楽会観賞や、遠足交流を実施しています。 区立久松幼稚園は、同敷地内の久松小学校の生徒数増加に伴い、2024年夏に常盤小学校へと移転予定になっています。
中央区は、銀座や日本橋エリアの歴史ある学校から、晴海エリアの新しい学校まで、新旧の学校が混在するエリアです。各学校や教育施設ごとに異なる特徴があるため、気になる学校のあるエリアの情報を深堀りして調べてみましょう。 KAUnSELLでは、中央区内の各エリアのページに、学校に関する様々な情報をご用意しております。 詳細は下記リンクからご確認ください。
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