2024年07月08日
文京区・春日エリアほか
文京区は、白山や小石川、本駒込などの閑静な住宅街や、東京大学、お茶の水女子大学といった教育施設が点在するエリアです。文京区で暮らすにあたり、子どもとの暮らしをイメージできずに不安を感じている方もいるかもしれません。 本記事では、文京区にある学校、大学、幼稚園などを紹介します。文京区での生活をより具体的にイメージできるように、区内の学校に関する情報を把握しておきましょう。
各種教育施設が充実している文京区では、区が「個が輝き共に生きる文京の教育」という教育ビジョンを掲げ、街全体が一丸となって子どもたちの教育環境を整える取り組みに注力しています。 ここでは文京区内の小学校、中学校、高校についてご紹介します。
文京区の小学校
文京区には区立小学校が20校、私立小学校が1校あります。 創立100年以上経つ歴史ある小学校や、1998年に統合された小学校など、エリア内にはそれぞれ特色が異なる区立小学校が混在しています。 区内で一番生徒数が多い区立小学校は、生徒数960名の大塚エリアにある窪町小学校です(2024年5月時点)。学校のシンボルである菊の花の栽培を生徒主体で行ったり、1〜6年生の間で異学年活動を行ったりと、ユニークな教育活動が特徴的です。 次いで生徒数が多いのは、西片エリアにある誠之小学校です。1875年開校の歴史ある小学校で、2024年5月時点では949名の生徒が通学しています。この他、千駄木小学校や昭和小学校なども生徒数の多い学校として知られています。各小学校の所在地やホームページなどは、文京区のWebサイトに一覧でまとめられているので、そちらをご覧ください。 なお唯一ある私立小学校は、1901年創立の日本女子大学附属豊明小学校です。中高大と系列校への進学が可能であり、生涯教育のための一貫した教育体制を整えているのが特徴的な学校です。
文京区の中学校
文京区には区立中学校が10校、私立中学校が14校あります。 文京区では「中学校 学校選択制度」を実施しており、区内在中で区立中学校に進学予定の「新中学1年生」に該当する児童は、決められた通学区域以外でも入学したい学校を選択することが可能です。(※希望者の人数によっては抽選になる可能性あり) 317名の生徒が通学する第六中学校は、文京区の区立中学校で最も生徒数が多い学校です(2024年5月時点)。第六中学校では「六中応援塾」という独自の学習支援プログラムを放課後毎日行っており、生徒の学習意欲の向上や自主的な学習習慣の形成に力を入れています。
他にも文京区には、音羽中学校・茗台中学校・第九中学校などの区立中学校があります。各学校についての詳細は、文京区のWebサイトおよび学校のホームページをご確認ください。 私立中学校である桜蔭中学校は、1924年創立の中高一貫教育を行っている女子校です。講堂や屋上、温水プールを保有するなど設備環境が充実している他、一般的な教育カリキュラムに加え、立ち振る舞いや所作を学べる「礼法」の授業を行っているのがこの学校の特色です。他にも文京区には、跡見学園中学校・日本大学豊山中学校・獨協中学校などの私立中学校もあります。
文京区の高校
文京区には公立高校が3校、私立高校が19校と、計22の高校があります(国立を除く)。ここでは文京区にある高校を紹介します。 都立工芸高等学校は、公立高校としては珍しい、ものづくりを専門的に学べる学校です。学科はアートクラフト、マシンクラフト、インテリア、グラフィックアーツ、デザインの5つに分かれており、デザイン科以外の4学科には定時制も設置されています。 私立高校である中央大学高等学校は、「質実剛健」「家族的情味」を教育方針に掲げる、中高大一貫校です。在学生は系列大学の講義をオンラインで受講できるなど、一貫校ならではの強みを活かした学習体制が整っています。
文京区には国立・私立を含め、それぞれ特色が異なる計19校の大学・短期大学があります。文京区では、区が各大学と協働し、学長懇談会や公開講座など、さまざまな事業を展開しています。 また、区内で開催される一部の大学祭では、「ぶんきょうハッピーベイビープロジェクト事業」を周知させることを目的として、区が大学祭に参加しブース出展を行うこともあります。 このプロジェクトは、結婚・妊娠・出産・育児等に関する情報を区民に発信するために、区が民間事業者と協力して行っている事業です。大学祭に直接的に区が関わることができるのは、区と各大学の関係性が深い文京区ならではの特色といえます。 文京区には東京大学や日本医科大学の他、日本薬科大学など、専門性の高い学問を学べる大学があります。
文京区には区立幼稚園が10園、私立幼稚園が15園と、認定こども園や小規模保育園などを含む計122園の保育施設があります。 待機児童数は減少傾向にあり、2021年では1人、2022年には2人、2023年には初めて0人になりました。これには区が保育所の整備や増設に注力したことが大きく関係しています。 また、日本女子大学附属豊明幼稚園や東洋大学附属京北幼稚園など、大学の併設園として設立された私立幼稚園が複数あるのは、教育施設が充実している文京区ならではの特徴です。
小石川エリアにある明照幼稚園は、0歳児から通えるプレ保育や、放課後の預かり保育など、在園時とその保護者に向けたさまざまな取り組みを行っています。受け入れ数は2024年時点で、満3歳児が21名、3歳児が63名、4歳児が63名、5歳児が63名と多く、規模が大きい幼稚園として知られています。 護国寺境内に位置する音羽幼稚園は、2024年時点で3歳児は50名、4歳児は55名、5歳児は55名が定員数として設けられており、区内でも園児数の多い幼稚園です。幼稚園内にある田んぼで収穫体験をしたり、園外保育で自然公園に行ったりと、園児と自然の触れ合いを大切にしている保育活動が特徴的です。
文京区は教育施設が充実しており、100年以上の歴史がある学校から新規創設された学校まで、新旧の学校が混在するエリアです。各学校や教育施設ごとに異なる特徴があるため、気になる学校のあるエリアの情報を深堀りして調べてみましょう。 KAUnSELLでは、文京区内の各エリアのページに、学校に関する情報を掲載しております。 下記リンクからご確認ください。
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