2024年08月06日
杉並区・方南町エリアほか
杉並区は23区の中でも西側に位置し、中野区や渋谷区と隣接したエリアです。JRや私鉄など5路線が乗り入れており利便性が高いだけでなく、水と緑が多い落ち着いた住宅都市になっています。このような側面からも、杉並区での子どもとの暮らしを検討している方もいることでしょう。 本記事では、杉並区にある学校、大学、幼稚園などを紹介します。杉並区での生活をより具体的にイメージできるように、学校に関する情報を把握しておきましょう。
杉並区は「杉並区教育ビジョン2022」を策定し、「みんなのしあわせを創る杉並の教育」を目標に掲げたさまざまな取り組みを行っています。 また、区立の小中学校すべてが、地域住民や保護者等で構成する学校運営協議会を設置したコミュニティ・スクールになっており、地域全体で子どもたちの成長を見守っています。 ここでは杉並区内の小学校、中学校、高校についてご紹介します。
杉並区の小学校
杉並区には、区立小学校が40校、私立小学校が2校あります。区立小学校のうち2校は小中一貫校です。 杉並区では、小学校の統合や改築・増築などを行う「新しい学校づくり」をすすめており、近年では、2020年に杉並第四小学校、杉並第八小学校、高円寺中学校を統合した小中一貫の高円寺学園が開校しました。 ここでは、児童数の多い区立小学校および、私立小学校をそれぞれ紹介します。 区立小学校で最も児童数が多いのは、新泉和泉小学校です。2015年に開校した小中一貫校である杉並和泉学園の小学部です。すべての教科で小中9年間を見通した教育計画が立てられており、小学校と中学校の学びが強く繋がっています。
また、児童数が多い区立小学校は、浜田山小学校、桃井第一小学校と続きます。 続いて私立小学校を紹介します。区内に2つある私立小学校のひとつ光塩女子学院初等科は、1931年に高円寺で開校した女子のみの小学校です。カトリックの教えに基づき、「人を大切にする人を育てる」教育を行っています。同じ敷地内に中等科・高等科が併設されています。 このほか、杉並区の私立小学校には立教女学院小学校があります。 区立小学校の所在地は一覧として杉並区のWebサイトにまとめられています。
杉並区には、区立中学校が23校、私立中学校が8校あります。 区立中学校は、標準服を指定しない私服の学校が多いことが特徴に挙げられます。行事による指定はあるものの、状況に応じた服装を自ら考え選ぶことで生徒の自主性が育まれています。 ここでは、区内の中学校のなかでも、生徒数が多い区立中学校や特色のある学校について紹介します。 区立中学校で最も生徒数が多いのは、早稲田通りから程近くの場所にある井荻中学校です。1947年に開校した歴史の古い学校ですが、現在は1999年に新築された校舎を使用しています。 このほか、区内にある私立中学校のひとつ、立教女学院中学校は久我山にある中高一貫校です。1877年に設立された立教女学校を前身とした伝統校で、閑静な住宅街の中にあり、自然が多く落ち着いた雰囲気があります。敷地内にある礼拝堂は、杉並区指定文化財になっています。
また、同じ久我山にある國學院大學久我山中学校は、併設型の中高一貫校です。男子部と女子部に分かれている男女別学教育を行っています。 各学校についての詳細は、学校のホームページをご確認ください。
杉並区の高校
杉並区には、都立高校が7校、私立高校が12校あります。都立高校のうち5校が全日制、1校が定時制、1校が全日制と定時制の併設校です。 ここでは杉並区にある高校の中でも、特色のある学校を紹介します。 都立西高等学校は、大学合格をゴールとしない進路指導を行っている都立高校です。自由でおおらかな雰囲気の中、「文武二道」「自主自律」を教育方針としており、国際社会で活躍できる器の大きな人材育成のための教育を行っています。 このほか、区内にある私立高校のひとつ女子美術大学付属高等学校は、併設型の中高一貫校です。国内唯一の美術大学付属校で、敷地や校舎、行事などを中高で区別を設けずに連携した教育を行っています。また、すべての学年を対象に、女子美術大学・女子美術大学短期大学部の教授による授業も実施されています。 各学校について、詳細は学校のホームページをご確認ください。
杉並区に本部やキャンパスを置く大学は5校、短期大学は2校あります。いずれも私立の学校です。 ここでは、特に地域とのつながりが深い大学を紹介します。 はじめに紹介する東京女子大学は、1918年創立の歴史あるミッション系の女子大学です。初代学長・新渡戸稲造からつづくキリスト教の教えに基づき、国際化・多様化する社会に貢献できる人材を育成するためのリベラルアーツ教育を行っています。毎年秋に行われるVERA祭は、俳優や著名人によるトークショー、クイズ大会などの企画で盛り上がりを見せます。 次に紹介する東京立正女子短期大学は、心理学などを学ぶ現代コミュニケーション専攻と幼児教育専攻の2コースで構成された少人数の短期大学です。法華経精神に基づく情操・教養教育を行っています。秋に行う文化祭は、模擬店やこども広場など、地域の人が多く訪れるお祭りになっています。 各大学の詳細は、ホームページをご確認ください。
杉並区には、区立子供園が6園、私立幼稚園が36園、区立保育園が29園、私立保育園が164園、その他の認証保育所等を利用することができます。 杉並区では、2022年において5年連続待機児童ゼロを実現しています。また、杉並区では区立幼稚園がすべて短時間保育と長時間保育を併設した独自の区立子供園に移行しており、保護者の就労形態にかかわらず通園することができます。 ここでは、特色のある幼稚園を紹介します。 区立子供園のひとつ、高円寺北子供園は敷地内に自然が多い園です。四季折々の野菜を育てており、水やりや草取りで園児は日常的に自然体験を行っています。区立高円寺学園と交流を行っており、高円寺学園の教師が園の保護者向けに入学後の生活について話す機会を設けたりしています。
次に紹介するのは、区内の私立幼稚園のなかでも園児数が多い井荻聖母幼稚園です。カトリックの司祭ドン・ボスコの予防教育法に基づいた、「子どもたちが自分は愛されていると感じられる保育」を目指しています。夏祭りや運動会などの行事のほか、聖母祭やクリスマスなどの宗教行事も行われています。 各施設の詳細は、ホームページ等でご確認ください。
杉並区は「杉並区教育ビジョン2022」に基づき、すべての区立小中学校のコミュニティ・スクール化など、地域と一体となった教育を実施しています。標準服の指定が無い中学校が増えているなど、子どもの自律心が育つエリアと言えるのではないでしょうか。 各学校や教育施設ごとに異なる特徴があるため、気になる学校のあるエリアの情報を深堀りして調べてみましょう。 KAUnSELLでは、杉並区に含まれる各エリアのページに、学校に関する様々な情報をご用意しております。 詳細は下記リンクからご確認ください。
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