2024年08月21日
品川区・荏原・中延エリアほか
品川区には、高層ビルが軒を連ねる品川駅周辺のオフィス街や、東京湾を一望できる天王洲アイル界隈の観光スポットなど、特色豊かなエリアが点在しています。 品川区で暮らすにあたり、子どもとの暮らしをイメージできずに不安を感じている方もいるかもしれません。 本記事では、品川区にある学校、大学、幼稚園などを紹介します。品川区での生活をより具体的にイメージできるように、区内の学校に関する情報を把握しておきましょう。
品川区では、2006年度から区内全ての区立小・中学校で、小中一貫教育を実施しています。区独自の教育を確立すべく、「品川教育ルネサンス-For The Next Generation-」というビジョンを掲げ、子ども達の教育環境を整える取り組みに注力しています。 そんな品川区の各種教育施設への理解を深めるため、まずは品川区内の小学校、中学校、高校についてご紹介します。
品川区の小学校
品川区には区立小学校が37校、私立小学校が1校あります。 創立100年以上経つ歴史ある小学校や、令和以降に改築工事を実施した小学校など、エリア内には特色が異なる多様な区立小学校が混在しています。 唯一ある私立小学校は、1948年創立の品川翔英小学校です。1年生の時点から英語教育や情報プログラミング教育を行うなど、児童の可能性を広げるためのさまざまな独自カリキュラムを組んでいるのが特徴的な学校です。 区内で一番生徒数が多い区立小学校は、南大井エリアにある生徒数840名の浜川小学校です(2024年時点、特別支援級を含む)。在校生が継続的に規律ある生活を送るため、「浜川スタンダード」という全学年共通の校内ルールを設定しているのが浜川小学校の特徴です。
次いで生徒数が多いのは、南品川エリアにある城南小学校です。1874年開校の歴史と伝統ある小学校で、2024年4月時点では778名の生徒が通学しています。 この他、芳水小学校や八潮学園小学校なども生徒数の多い学校として知られています。各小学校の所在地やホームページなどは、品川区のWebサイトに一覧でまとめられているので、そちらをご覧ください。
品川区の中学校
品川区には区立中学校が15校、私立中学校が6校あります。 品川区では2020年度から、小中一貫教育の連携を深める意味合いで、区立中学校の通学区域を見直しています。これにより、1つの小学校から進学できる中学校が固定化され、小中9年間の義務教育の一貫性をさらに高めることができました。 478名の生徒が通学する荏原第一学校は、品川区の区立中学校で最も生徒数が多い学校です(2024年時点)。荏原第一中学校では「生徒が主語の学校づくり」を教育テーマに掲げており、自主的に考え行動できる児童教育に力を入れています。
私立中学校である品川翔英中学校は、1932年創立の共学校です。通常の授業とは別に、生徒が希望した教師に学習や生活面の相談ができる「メンター制」というユニークな制度を取り入れているのがこの学校の特色です。 他にも品川区には、日野学園・伊藤学園・豊葉の杜学園などの区立中学校、攻玉社中学校・青稜中学校・文教大学付属中学校などの私立中学校があります。各学校についての詳細は、品川区のWebサイトおよび学校のホームページをご確認ください。
品川区の高校
品川区には公立高校4校、私立高校が9校と、計13校の高校があります。ここでは品川区にある高校を紹介します。 都立小山台高等学校は、武蔵小山駅から徒歩すぐの場所に位置するアクセスの良い学校です。小山台高等学校では部活動のことを「班活動」と呼んでおり、過去には硬式野球班が甲子園に出場するなど、運動部・文化部ともに部活動が盛んです。 私立高校である品川学藝高等学校は、1903年創立の全日制高校です。元々は女子校でしたが、2023年から男女共学化を開始し、eスポーツエデュケーションコース、リベラルアーツコース、ミュージックコースなど、生徒は専門性の異なる5つのコースの中から自身の希望に沿ったコースを選択できます。
品川区にはそれぞれ特色が異なる計8校の大学・短期大学があります。品川区では地域社会の課題解決や大学教育の発展などを目指すため、「しながわ大学連携推進協議会」を設置し、区と大学が密に連携できる仕組みを整えています。 例えば、過去には「学生にできる地域社会貢献活動」などを議題に、品川区内の大学に通う大学生20名によるディスカッションを区役所で行ったり、「しながワールド」というレポートを各大学ごとに作成し、それをフリーペーパーとして区役所や各大学で配布したりするなど、区と大学による共同活動を活発に行ってきました。 品川区には立正大学や清心女子大学、昭和大学など幅広い学問を学べる大学の他、杉野服飾大学や東京医療保険大学など、専門性に特化した学問を学べる大学もあり、特色豊かな教育施設が充実しています。
品川駅区の区立幼稚園は2タイプに分かれ、幼稚園単独施設は3園、幼保一体施設は6園あります。また、私立幼稚園は17園あるなど、区内の幼稚園の数は多岐に渡ります。 この他、品川区の各保育園の数については下記の通りです。 ・区立保育園(認定こども園含む)…45園 ・私立保育園(認定こども園含む)…104園 ・小規模保育事業実施施設…18園 ・定期利用保育事業実施施設…1園 ・空きスペース利用型年間保育事業実施施設…1園 上記のように、品川区には数多くの保育園があり、待機児童数の数も年々減少傾向にあります。令和4年度には待機児童数0人を実現しており、これには区が待機児童問題の解決のためにさまざまな施策を行ったことが影響しています。
ここからは区内の未就学児施設への理解を深めるため、品川区の幼稚園を一部紹介します。 大森駅からほど近いあけぼの幼稚園では、子どもたちの自発的活動を引き出すため、モンテッソーリ教育を行っています。異年齢の子ども達で構成される「縦割クラス」と、同年齢の子ども達で構成される「横割クラス」の2種類のクラス編成で日々の保育を実践しており、園児達が異年齢の子どもと関わる機会が多く設けられています。 この他、大崎エリアにある大崎幼稚園では「大らかに、のびのびと育つ子ども」「健全な自己主張ができる子ども」などを教育理念に掲げ、四季折々の草木を楽しめる園庭で、子ども達の好奇心をくすぐる充実した保育を実施しています。
品川区は教育施設が充実しており、歴史ある学校から新規創設された学校まで、新旧の学校が混在するエリアです。各学校や教育施設ごとに異なる特徴があるため、気になる学校のあるエリアの情報を深堀りして調べてみましょう。 KAUnSELLでは、品川区内の各エリアのページに、学校に関する情報を掲載しております。 下記リンクからご確認ください。
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