2024年08月21日
荒川区・南千住エリアほか
東京東部に位置する荒川区には、昔ながらの商店街で賑わう南千住や日暮里など、下町情緒溢れるエリアが点在しています。また、近年では主要駅周辺の再開発にも注目が集まっています。 荒川区で暮らすにあたり、子どもとの暮らしをイメージできずに不安を感じている方もいるかもしれません。 本記事では、荒川区にある学校、大学、幼稚園などを紹介します。荒川区での生活をより具体的にイメージできるように、区内の学校に関する情報を把握しておきましょう。
荒川区では、「未来を拓きたくましく生きる子どもの育成と学びのまちあらかわの実現」を区の教育の基本理念として掲げ、学校教育の充実や子ども達の学力向上を目的とした様々な取り組みを行っています。 そんな荒川区の各種教育施設への理解を深めるため、まずは荒川区内の小学校、中学校、高校についてご紹介します。
荒川区の小学校
品川区には区立小学校が24校あり、私立小学校は設置されていません。 創立130年以上経つ歴史ある小学校や、「東京都オリンピック・パラリンピック教育推進校」に認定された小学校など、エリア内には特色が異なる多様な区立小学校が混在しています。 区内で一番生徒数が多い区立小学校は、南千住エリアにある生徒数718名の汐入小学校です(2024年時点、普通学級のみ)。「自ら学び、じっくり考え、表現する」を重視した授業を実施しており、児童ごとの習熟度別学習や、長期的なプログラミング教育など、工夫を凝らした様々な学習体制を整えています。 次いで生徒数が多いのは、第三瑞光小学校です。1908年開校の歴史と伝統ある小学校で、2024年6月時点では681名の生徒が通学しています。
また、荒川区では、ハンディキャップを抱えた子ども達が社会生活に積極的に参加できるようにするための教育の場として、区内5つの小学校に特別支援学級を設けています。 各小学校の所在地やホームページなどは、荒川区のWebサイトに一覧でまとめられているので、そちらをご覧ください。
荒川区の中学校
荒川区には区立中学校が11校(内1校は夜間学級)、私立中学校が2校あります。 荒川区では「学校選択制度」を実施しており、区内の区立小学校を卒業予定の「新中学1年生」に該当する児童は、決められた通学区域以外でも入学したい学校を選択することが可能です。(※希望者の人数によっては抽選になる可能性あり) 475名の生徒が通学する諏訪台中学校は、荒川区の区立中学校で最も生徒数が多い学校です(2024年時点)。諏訪台中学校では「豊かな心をもち、思いやりのある生徒」「自ら考え、すすんで学ぶ生徒」など、計4つの教育目標を掲げ、子ども達の自主性や主体性を養うための児童教育に力を入れています。
私立中学校である開成中学校は、創立150周年を超える歴史ある中高一貫校です。生徒一人ひとりの基礎学力を着実に定着させるため、学習指導要領に基づいたカリキュラムの実施を徹底しているのがこの学校の特色です。 他にも荒川区には、南千住第二中学校・第三中学校 ・尾久八幡中学校などの区立中学校、北豊島中学校などの私立中学校があります。各学校についての詳細は、荒川区のWebサイトおよび学校のホームページをご確認ください。
荒川区の高校
荒川区には公立高校2校、私立高校3校(内1校はネット高校)の計5校の高校と、高等専修学校と高等専門学校がそれぞれ1校ずつあります。ここでは荒川区にある高校を紹介します。 「共に学び 共に進む」を校訓に掲げる都立竹台高等学校は、1940年創立のアットホームかつグローバルな校風が特徴的な学校です。2021年に新校舎を完成させ、2024年にはグラウンドを一新させるなど、校内には清潔感漂うバラエティ豊かな設備が整っています。 私立高校である北豊島高等学校は、1926年創立の中高一貫の女子高です。北豊島高等学校では「リベラルアーツ教育」を掲げており、生徒同士のグループワークやプレゼンテーションを通して、在校生の総合的な能力を養うための教育に注力しています。
荒川区には東京都立大学の荒川キャンパス、山形大学のサテライトキャンパスがあります。 荒川区は過去に、東京都立大学と共同し、区民に対して計3回にわたる自身の新たな魅力を見出すための特別講座などを行っています。 また、山形大学のコーディネータと連携しながら、区独自の企業支援プロジェクトである「MACCプロジェクト」を推進しているのも、荒川区ならではの特徴です。 「MACCプロジェクト」とは、荒川区に拠点を置いている大学・高専に加え、区内外の様々な支援機関と協力し、荒川区のモノづくりに関わる新事業展開を支援するためのプロジェクトです。 このように、荒川区では区と大学が密に連携し、多様な取り組みを行っています。
荒川区には区立幼稚園が8園、私立幼稚園が6園あります。また、60以上の認可保育園や、3つの認定こども園があるなど、保育関連の施設が充実しています。 待機児童数については、2023年4月時点では0人を実現しましたが、翌2024年4月時点では33人という結果でした。荒川区では待機児童問題を解消するため、小さな子どもを育児中の各家庭に対して様々な支援を行っています。 その1つとしてあげられるのが、ベビーシッター利用支援事業です。0歳〜5歳児クラスに相当する待機児童の保護者は、毎月の補助上限時間内であれば、都の認定を受けたベビーシッター事業者の利用料金の一部助成を受けられます。
ここからは区内の未就学児施設への理解を深めるため、荒川区の幼稚園を一部紹介します。 西日暮里駅から徒歩5分に位置する道灌山幼稚園は、荒川区の中でも比較的園児数の多い私立幼稚園として知られており、3歳児クラス66人、4歳児クラス58人、5歳児クラス54人と、日々多くの子ども達が通園しています。(2023年時データ参照) 同幼稚園では「花を育て動物をかわいがる人は心の優しい人になります」というスローガンのもと、運動活動や自由活動の時間を用いて、子ども達の自立性や社会性を育んでいます。 この他、町屋エリアにある友の季ひまわり幼稚園では「自由の中にけじめを持とう!」という基本的理念に基づき、緑豊かな園庭で、子ども達の好奇心をくすぐる充実した保育を実施しています。
荒川区は教育施設が充実しており、様々な特色や個性を兼ね備えた新旧の学校が混在するエリアです。各学校や教育施設ごとに異なる特徴があるため、気になる学校のあるエリアの情報を深堀りして調べてみましょう。 KAUnSELLでは、荒川区内の各エリアのページに、学校に関する情報を掲載しております。 下記リンクからご確認ください。
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