江東区にある学校や教育施設は?エリア別に幼稚園~大学などをご紹介

2024年08月21日

江東区・清澄白河エリアほか

東京有明医療大学

江東区は、下町情緒漂う深川や、有明や青梅など大型商業施設が軒を連ねる観光スポットが点在しているエリアです。江東区で暮らすにあたり、子どもとの暮らしをイメージできずに不安を感じている方もいるかもしれません。 本記事では、江東区にある学校、大学、幼稚園などを紹介します。江東区での生活をより具体的にイメージできるように、区内の学校に関する情報を把握しておきましょう。

江東区にある学校

「学校と家庭、地域が一体となってこどもの成長を支えていく教育」をビジョンに掲げる江東区では、街全体が一丸となって子どもたちの教育環境を整える取り組みに注力しています。 ここでは江東区内の小学校、中学校、高校についてご紹介します。

江東区の小学校

江東区には区立小学校が46校あり、私立小学校はありません。 明治初期に創立された歴史ある小学校から、2023年以降に大規模改修工事が行われている小学校まで、エリア内にはそれぞれ特色が異なる新旧の区立小学校が混在しています。 区内で一番生徒数が多い区立小学校は、生徒数1,162名の豊洲西小学校です(2024年時点)。豊洲西小学校では、「江東きっずクラブ」という名称で放課後や夏休みに学校施設を開放し、子どもたちが安心・安全に過ごせる居場所提供を行っています。 また、2015年に新設された比較的新しい小学校であることから、バリアフリー設備を整えていたり、校内に温水プールを保有したりと、各種設備が充実しているのも特徴です。 次いで生徒数が多いのは、区内で唯一の小中一貫の義務教育学校である有明西学園です。2024年5月時点では、1,011名の生徒が通学しています(小学校課程に限る)。 この他、豊洲北小学校や南陽小学校なども生徒数の多い学校として知られています。各小学校の所在地やホームページなどは江東区のWebサイトに一覧でまとめられているので、そちらをご覧ください。

江東区の中学校

江東区には区立中学校が24校、私立中学校が3校あります。 江東区は住所地ごとに通学区域が定められており、小学校卒業後の児童は該当区域で指定された中学校に通うことになります。 589名の生徒が通学する深川第五中学校は、江東区の区立中学校で最も生徒数が多い学校です(2024年時点)。「パイオニア魂(元気・根気・勇気)」というユニークな教育目標を掲げる深川第五中学校では、ボランティア活動の一環として生徒を近隣の幼稚園や小学校の各行事に参加させ、在校生の積極性を磨く取り組みに注力しています。

また、私立中学校である芝浦工業大学附属中学校は、「理工系人材の育成」を教育の根幹とし、数学・理科・情報・技術などの理工系科目に重きを置いた教育カリキュラムが特徴的な中高一貫校です。IT学習、プログラミング学習などに力を入れ、過去にはイノベーション教育に関する活動・研究成果を発表する大会で優秀賞を受賞した実績もあります。 他にも江東区には、深川第四中学校・亀戸中学校・第二南砂中学校などの区立中学校、中村中学校・かえつ有明中学校などの私立中学校があります。各学校についての詳細は、江東区のWebサイトおよび学校のホームページをご確認ください。

区立深川第三中学校

江東区にある区立深川第三中学校

江東区の高校

江東区には公立高校が8校、私立高校が4校と、計12校の高校があります。ここでは江東区にある高校を紹介します。 都立科学技術高等学校は、理系大学進学を前提とした科学技術科の専門高校です。生徒全員が研究テーマを決めて課題研究に取り組む「研究活動」や、研究者を講師として招く「フィールドワーク」など、専門高校ならではの特色ある授業を行っています。 また、私立高校である中村高等学校は、1902年創設の中高一貫の女子校です。高等課程では英語を重視した「国際コース」、探究活動を重視した「探究コース」、文理バランスを重視した「先進コース」の中から、生徒の適性に合ったコースを選択できます。

江東区の大学

江東区には国立・私立を含め、それぞれ特色が異なる計6校の大学・短期大学があります。 江東区では区が重点的に行うべき事業をブラッシュアップする取り組みとして掲げた「江東区長期計画」を定期的に見直しており、過去には区内の4大学に通う大学生から同計画の政策提案を投げてもらうなどし、各大学との連携強化を図っています。 また、江東区内にキャンパスを構える東京保健医療専門職大学は、2021年に江東区と福祉事業(高齢者・障害者分野)に係る連携協定を締結しています。認知症カフェの開設や認知症サポーター養成講座の開講など、区と大学が協力することで生まれた新たな事業が多数展開されています。 この他、江東区には有明教育芸術短期大学や武蔵野大学、東京有明医療大学や芝浦工業大学の豊洲キャンパスなど、それぞれ特色の異なる大学が点在しています。

芝浦工大豊洲キャンパス

工学部やデザイン工学部の生徒が通う芝浦工大豊洲キャンパス

江東区の幼稚園・保育園

江東区には区立幼稚園が16園、私立幼稚園が11園あります。また、各保育園の数については下記の通りです。 ・区立保育園…27園 ・公設民営保育園…17園 ・私立保育園…143園 ・認定こども園…1園 ・小規模保育事業実施施設…12園 数多くの幼稚園・保育園がある江東区ですが、2019年時点では51人の待機児童数を抱えていました。しかし、2020年に「江東区こども・子育て支援事業計画」を策定し、区が待機児童数の削減に意欲的に取り組んだ結果、2022年4月には待機児童ゼロを実現させています。

さらに、区内の未就学児施設への理解を深めるため、ここからは江東区の幼稚園を一部紹介します。 「心ほかほか、個性キラキラ」をスローガンに掲げるきよし幼稚園では、園児全員で鼓笛隊や剣道を行うなどして、子どもの感性を磨く特色ある活動に注力しています。令和6年時点で年少は130名(5クラス)、年中は140名(4クラス)、年長は140名(4クラス)と、園児の受け入れ数が多い点も特徴的です。 この他、大島新生幼稚園では、専任講師による英語や体操のレッスン、子どもの好奇心や探求心を刺激する自由保育の実施など、在園児が多様な経験を積めるバラエティ豊かな取り組みを行っています。令和6年度の定員は全園児合計140名で、週3回の給食や年間210日以上の預かり保育の実施など、保護者が無理なく子どもを預けられる環境が整っています。

学校や教育施設の情報をふまえて江東区の暮らしを深堀りしていきましょう

江東区は教育施設が充実しており、歴史ある学校から新規創設された学校まで、新旧の学校が混在するエリアです。各学校や教育施設ごとに異なる特徴があるため、気になる学校のあるエリアの情報を深堀りして調べてみましょう。 KAUnSELLでは、江東区内の各エリアのページに、学校に関する情報を掲載しております。 下記リンクからご確認ください。

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