葛飾区にある学校や教育施設は?エリア別に幼稚園~大学などをご紹介

2024年08月28日

葛飾区・立石・四つ木エリアほか

区立金町小学校

江戸川と荒川に挟まれ、区内には中川や新中川などが流れる葛飾区は、各所に下町情緒の残るエリアです。区内には買い物に便利なショッピングモールもあり、葛飾区に住んで子どもを育てたいと考えているファミリーも多いのではないでしょうか。 本記事では、葛飾区にある学校に関する情報を一挙にご紹介します。教育環境や学校事情は、住まいを決めるうえで重要なポイントのひとつです。葛飾区での暮らしを計画する前に、学校に関する情報をチェックしておきましょう。

葛飾区にある学校

葛飾区で区立学校に通う場合、原則として住所ごとに決められた指定校に通学します。ただし、指定校に通えない事情がある場合は、指定校の変更も可能です。 まずは葛飾区にある小学校・中学校・高校についてご紹介します。

葛飾区の小学校

葛飾区には、区立小学校が49校あります。また、千葉県安房郡鋸南町に、ぜんそくなどに悩む子どもたちのための「葛飾区立保田しおさい学校」を設置しています。なお、私立小学校はありません。 葛飾区にある区立小学校の特徴は、歴史ある学校が多いことです。最も古い小学校は、青戸8丁目にある「亀青小学校」で、1872年に「育幼社」としてスタートした歴史があります。その後、1873年には「第五番小学勝鹿学校」(現在の新宿小学校)、1874年には「欣和小学校」(現在の金町小学校)が開校し、子どもたちの教育を担ってきました。 葛飾区で最も児童数が多いのは、東堀切3丁目にある「上千葉小学校」です。1952年に「南綾瀬小学校」の分校として開設された学校で、2024年時点で約700名の児童が在籍しています。体力向上のために1校1取組運動を取り入れるなど、独自の教育を実施しています。

また、青戸6丁目にある「青戸小学校」も、約670名の児童が通う比較的大規模な学校です。笑顔・元気・思いやりという教育目標のもと、学びに体力向上活動や百人一首などを取り入れています。 区立小学校の所在地や公式Webサイトなどは、葛飾区の公式Webサイトでご確認ください。

区立半田小学校

葛飾区立半田小学校

葛飾区の中学校

葛飾区にある中学校は、区立中学校が24校、私立中学校が3校です。1947年の教育制度の改革によって誕生したのは12校で、復興や経済成長が進むにつれ学校数が増えていきました。 区立中学校のうち、最も生徒数が多いのが、水元2丁目の「葛美中学校」です。2024年度時点で約560名の生徒が在籍しています。「美しい心を養う」という教育目標をかかげ、生徒と教職員によるボランティア清掃活動が行われています。 また、南水元3丁目にある「金町中学校」も、比較的生徒数が多い中学校です。1947年に開校した中学校のひとつで、2024年度時点で約550名の生徒が通学しています。学業だけでなく部活動にも熱心で、2023年度に開催された「第40回NHK杯全国中学校放送コンテスト」ではアナウンス部が決勝に進出し、アナウンス部門で最優秀賞、ラジオ番組部門で優秀賞に輝きました。 このほか、青戸5丁目にある「青戸中学校」も生徒数が2024年度時点で約520名という規模で、たくましく生き抜く生徒を育む教育を実施中です。

私立中学校は「修徳学園中学校」「共栄学園中学校」「東京シューレ葛飾中学校」の3校があります。このうち「東京シューレ葛飾中学校」は、フリースクールから始まった不登校支援の学校で、2007年に開校しました。子ども自身のペースで通えるよう、時間数が少なめに設定されています。 区立中学校の所在地や公式Webサイトなどは、葛飾区の公式Webサイトでご確認ください。

葛飾区の高校

葛飾区にある高校は、都立高校が6校、私立高校が2校です。加えて、特別支援学校の「都立水元小合学園」が設置されています。 葛飾区の都立高校は、長い歴史を持つ伝統校や21世紀に入って開設された高校、専門的な科目を学ぶための高校など、多彩な学校があるのが特徴のひとつといえます。 たとえば「都立葛飾野高等学校」は、1940年に設立された「東京府立第十七中学校」にルーツを持つ学校です。部活動もさかんで、2023年度にはダンス部が全国大会に出場しました。 また、西亀有1丁目の「都立農産高等学校」は、農業を専門的に学びながら生徒の心を育む教育を実施する学校です。学園祭などでは、生徒自身が育てた農作物や加工食品の販売を行っています。 このほか「都立葛飾総合高校」は、2007年に開校した全日制総合学科の学校です。生徒一人ひとりが興味や関心に応じて学びを深められるよう、スポーツ福祉やサイエンステクノロジーといった多彩な科目が設けられています。 私立高校には、いずれも中高一貫校の「共栄学園高等学校」と「修徳高等学校」の2校があります。

葛飾区の大学

葛飾区にある大学は、「東京理科大学」と「東京聖栄大学」の2校です。 「東京理科大学」は1881年に創設された「東京物理学講習所」にルーツを持つ伝統校で、新宿6丁目にある葛飾キャンパスは2013年4月にオープンしました。広々とした敷地内には、管理棟や講義棟のほか、図書館や体育館も設置されています。地域との連携活動にも積極的で、誰でも参加できる公開講座などが開催されています。 一方の「東京聖栄大学」は、西新小岩1丁目に拠点を構える大学です。現在は廃止された聖徳栄養短期大学を母体として、2005年に開校しました。学生数は1学年合わせて600名程度と、決して規模の大きい大学ではないものの、食品などの販売が行われる大学祭には地域の人も訪れ、にぎわいを見せます。

東京理科大学 葛飾キャンパス

東京理科大学の葛飾キャンパス

葛飾区の幼稚園・保育園

葛飾区にある幼稚園は、区立幼稚園が2園、私立幼稚園が22園で、認定こども園も9園設置されています。 保育園は、区立保育園が37園、私立保育園が87園です。東京都独自の制度である認証保育所は8カ所にあります。 かつては待機児童が発生していたものの、2021年度にはゼロとなり、以降は2023年度まで3年連続で待機児童ゼロを達成しました。ただし、葛飾区では保育施設のニーズが減少傾向にあるため、私立保育園のみで保育をまかなえる場合は、公立保育園の募集がストップします。

葛飾区には、定員が150名を超える比較的規模の大きな保育園がいくつもあります。たとえば東金町3丁目にある私立の「金町保育園」は、200名を超える子どもの受け入れが可能です。園内にはめいっぱい体を動かせる遊具やクライミングウォールが設置されているほか、2024年度には屋上園庭が完成しました。 また、青戸5丁目にある区立の「青戸保育園」では、0歳から5歳までで計152名の子どもの受け入れが可能です。1963年に開設された歴史ある保育園で、長年にわたり地域のファミリーをサポートし続けてきました。

学校や教育施設の情報を踏まえて葛飾区の暮らしを深堀りしていきましょう

東京の下町として発展してきた葛飾区には、100年以上の歴史を刻む伝統校から、多様化するニーズに応えるために設置された新設校まで、さまざまな学校が設置されています。区立の学校に通う場合は、基本的に住所に応じて通学先が決まるため、住まい探しをする場合は教育環境や学校事情、通学経路などもチェックしておきましょう。 KAUnSELLでは、葛飾区内の各エリアのページに、学校に関する情報を掲載しております。 下記リンクからご確認ください。

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