2024年08月29日
豊島区・駒込エリアほか
豊島区は、23区の中でも西北部に位置し、南は新宿区、東は文京区に接する都心とのアクセスが便利なエリアです。池袋などの大型店舗やオフィスビルの集まる繁華街だけではなく、大塚・巣鴨・駒込などの落ち着いた住宅街の側面も持ちます。雑司ヶ谷・目白は緑が多く自然を感じられる街のため、豊島区での子どもとの暮らしを検討している方も多いかもしれません。 本記事では、豊島区にある学校、大学、幼稚園などを紹介します。豊島区での生活をより具体的にイメージできるように、学校に関する情報を把握しておきましょう。
豊島区では「豊島区教育ビジョン2019」を策定し、具体的な7つの基本方針の下で、保幼小連携や、小中連携教育など、さまざまな取り組みを行っています。 また、豊島区全体でSDGs達成に向けた活動のひとつとして、区立幼稚園および小・中学校において地域・保護者と連携したSDGs活動も行われています。 ここでは豊島区内の小学校、中学校、高校についてご紹介します。
豊島区の小学校
豊島区には、区立小学校が22校、私立小学校が2校あります。 区立小学校では、居住地により就学する学校を指定していますが、新一年生に限り指定校に隣接する通学区域の学校も選択できる「隣接校選択制」を実施しています。 ここでは、その中でも児童数の多い区立小学校および、私立小学校をそれぞれ紹介します。 区内で最も児童数が多い池袋本町小学校は、池袋第二小学校と文成小学校が統合して2014年に開校した新しい学校です。2016年から現在の小中併設型連携校舎を使用しています。併設校舎を用いた中学校との連携教育だけではなく、江戸時代から伝統の藍染を保護者・地域の人とともに全児童で行うなど、特色のある教育が行われています。 このほか、児童数が多い小学校は目白小学校、高松小学校と続きます。
続いて私立小学校を紹介します。豊島区にある私立小学校のひとつ川村小学校は、「感謝の心」を建学の精神とする、女子児童のみの小学校です。校内にある温水プールでの年間を通した水泳授業や、1年生からの英語教育など、心と体を育てる教育を行っています。また、系列の中学校・高等学校、大学が隣接されています。 このほか、豊島区の私立小学校には立教小学校があります。 なお、区立小学校の所在地は一覧として豊島区のWebサイトにまとめられています。
豊島区の中学校
豊島区には、区立中学校が8校、私立中学校が9校あります。 区独自の取り組みに「水曜トライアルスクール」があります。これは、各種検定の合格を目標とした講座を、豊島区が派遣した講師により毎週水曜日の放課後に区立中学校内で行うものです。 さらに詳しく区内の中学校について把握いただくため、ここでは、区内の中学校のなかでも生徒数が多い区立中学校や、特色のある学校について紹介します。 区立中学校で最も生徒数が多いのは、巣鴨北中学校です。現在の校舎は2019年から使用されています。SDGs教育の取り組みとして、地域防災や避難所としての学校や生徒の活動についての学びを深めています。
続いて、私立中学校を紹介します。駒込にある本郷中学校は、完全中高一貫の男子生徒のみの学校です。「社会でリーダーたる人材の育成」を目標に掲げており、学力だけではなく、クラブ活動などを通して強い心身を育てる教育を行っています。 このほか、東池袋の豊島岡女子学園中学校は、1892年創立の歴史の古い学校で、2022年度から完全中高一貫校になっています。マナー教室や、毎朝5分間の運針の時間などにより、教育方針である「道義実践」「勤勉努力」「一能専念」が6年間を通じて身に付く教育を行っています。 各学校についての詳細は、学校のホームページをご確認ください。
豊島区の高校
豊島区には、都立高校が3校、私立高校が13校あります。都立高校のうち2校が全日制、1校が全日制と定時制の併設校です。 ここでは豊島区にある高校の中でも、特色のある学校を紹介します。 西巣鴨にある都立文京高等学校は、全校生徒数が1000人以上の、都立高校の中でも最大規模を誇る学校です。学校を一人一人の「夢を叶える通り道」と考え、三年間の学校生活を通して将来設計を行い、進路を実現するための指導が行われています。
このほか、昭和鉄道高等学校は、一般教科に加えて鉄道全般について学ぶ鉄道科のある学校です。校内に運転シミュレーターや鉄道実習室などがあり、実践的に学ぶことができます。また、鉄道企業の車両工場見学や、インターンシップなどを通して鉄道についての学びを深めることができます。 各学校について、詳細は学校のホームページをご確認ください。
豊島区には、区内に本部やキャンパスを置く大学が9校あります。いずれも私立の学校です。 豊島区は、区内8大学と「街全体をキャンパスに!」をコンセプトとした連携を図り、まちづくりの推進や施設の相互活用などのさまざまな協働事業を行っています。 ここでは、特に地域とのつながりが深い大学を紹介します。 目白に本部を置く学習院大学は、1877年創立の歴史の古い大学です。敷地内には中等科・高等科・幼稚園等が併設されています。秋に行われる桜凛祭は、地元の小学生と一緒に模擬店を運営するなど、地域のお祭りとしての運営を行っています。
東京六大学の一校としても知られる立教大学は、西池袋に本部を置く大学です。学内には歴史的建造物も多く、敷地内にある旧江戸川乱歩邸の土蔵は豊島区指定有形文化財になっています。毎年11月に開催されるSt. Paul’s Festivalは、チャペルやホールなども利用し、学内のクラブやサークルの活動発表の場として賑わいをみせます。 このほか、豊島区にある各大学の詳細は、ホームページをご確認ください。
豊島区には、区立幼稚園が3園、私立幼稚園が16園(うち認定こども園1園)あります。このほか、16の区立認可保育所、107の私立認可保育所等を利用することができます。 ここでは、特色のある幼稚園を紹介します。 はじめに紹介するのは、区立幼稚園のなかでも園児数の多い池袋幼稚園です。園内の畑では年間を通じて野菜を育てており、都会にありながらも日常的に自然に触れることができます。また、隣接している旧大明小学校の校庭や体育館も利用しているため、のびのびとした保育が行われています。
次に紹介する区内で唯一の認定こども園・要町幼稚園は、ミッション系の幼稚園です。幼稚園教諭が行う通常のカリキュラムと連動して、英語や体育などは専任の講師が指導を行っています。木造建築の園舎が特徴で、敷地内のチャペルも園児が利用しています。 最後に紹介する東京音楽大学付属幼稚園は、東京音楽大学の敷地内にある幼稚園です。保育の中に音楽を取り入れており、大学の先生も加わってピアノ、バイオリン、マリンバ、うたなどの個人レッスンが行われています。 各施設の詳細は、ホームページ等でご確認ください。
豊島区は「豊島区教育ビジョン2019」を掲げ、夢と志を引き出す教育の実現を図っています。教育ビジョンに基づいた各学校のSDGs活動などを通じて、地域と学校がしっかり連携しているエリアと言えるのでないでしょうか。 各学校や教育施設ごとに異なる特徴があるため、気になる学校のあるエリアの情報を深堀りして調べてみましょう。 KAUnSELLでは、豊島区に含まれる各エリアのページに、学校に関する様々な情報をご用意しております。 詳細は下記リンクからご確認ください。
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