2024年09月05日
千代田区・番町エリア
千代田区一番町から六番町で構成される番町(ばんちょう)エリアは敷地の広い邸宅が多く、落ち着いた雰囲気のある住宅街です。江戸時代に徳川家康が「大番組」と呼ばれる旗本たちを江戸城の西側に住まわせたことに由来して、番町と呼ばれるようになりました。 明治維新後は多くの政府役人とその家族の屋敷が建つようになり、その後も多くの文化人や著名人が番町で暮らしました。今もこのエリアは重厚感のある家やマンションが多いのが特徴です。 また番町エリアには学校も多数あり、子育て世帯にもおすすめといえます。
番町エリアは皇居の西側に位置し、千鳥ヶ淵や北の丸公園など豊かな緑や水を身近に感じられる環境です。整備された外濠付近の公園や緑道では、多くの方が散歩やジョギングを楽しんでいます。 麹町などのビジネス街に隣接し、沿線にも多くの学校があるため、通勤・通学のアクセスの良さを重視する方にもおすすめです。豊かな自然がありながら商業施設や教育施設が充実しており、交通の便も含め生活の利便性が高い点が番町エリアの住みやすさの特徴です。
番町エリアには市ケ谷駅があります。市ケ谷駅はJR中央本線や、東京メトロ有楽町線・東京メトロ南北線、さらに都営新宿線も利用できます。新宿駅へ約6分、池袋駅へ約11分と都内主要駅へのアクセスが良く、通勤・通学の利便性が高いのも魅力です。 なお、番町エリアは区画が整備されているため、車の運転もしやすいといえます。新宿通りや青山通り、首都高速道路の出入口も近いので、レジャーや帰省などの際にもさまざまな移動手段から選べます。 また、市ケ谷駅周辺には複数のスーパーがあり、仕事帰りの買い物にも困ることがありません。このことから番町エリアの住みやすさをさらに引き立てています。
半蔵門ミュージアムは東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅から直結する、一番町にある美術館です。ガラス張りの外観が印象的な建物内には仏像や仏教美術に関する展示があり、落ち着いた空間が広がっています。 常設展示では運慶が作ったとされる「大日如来坐像」が展示されるなど、数々の所蔵品を展示。館内にはシアターもあり、さまざまなテーマの映像が上映され、展示内容や仏教美術への知識を深められます。 入館無料なので定期的に入れ替えられる展示品を鑑賞したり、講演会やイベントに参加したりするなど何度も訪れる楽しみができそうです。休憩できるラウンジなどもあり、散歩がてら立ち寄ることもできます。
麹町大通りと大妻通りをつなぐ通りは、番町文人通りと呼ばれています。番町エリアは、明治から昭和にかけて多くの文人たちに好まれた場所で、島村藤村や与謝野鉄幹・晶子夫妻などの数多くの芸術家や作家が住んでいました。 また、歌舞伎の演目としても有名な「番町皿屋敷」の舞台になるなど、文化芸術との関わりが深いのも特徴です。現在、番町文人通り沿いには、かつてその地に住んだ文豪の住居跡にプレートが設置されているので、歴史に思いを馳せながら散策してみるのもおすすめです。
番町エリアには、軍人や政治家も多く住んでいました。現在、三番町にある東郷元帥記念公園は、東郷平八郎連合艦隊司令長官の私邸の寄付を受けて公園として一般に公開されました。 園内には東郷邸にあったライオン像や力石が残り、震災対策用の給水施設なども設置されています。近隣住民の憩いの場として、お子さまだけでなく大人にも親しまれています。
番町エリアは、江戸時代には江戸城を警備する旗本が暮らす武家屋敷があった街です。現在は大使館や名門校が多いエリアとなっており、落ち着いて暮らせるだけでなく交通の利便性の高さも特徴的です。 番町エリアでの暮らしに興味がある方は、エリアに関する情報を随時確認できるフォローエリアへの追加をしてみてはいかがでしょうか。また、下記リンクでは簡単な質問に答えるだけでおすすめのエリアが見つかる、ライフスタイル診断もお試しいただけます。
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記事編集者:浜根冬馬 ライター:はまゆ ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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