2024年08月05日
杉並区・阿佐谷エリア
杉並区北部に属する阿佐ヶ谷エリアは、趣ある街並みが特徴的です。長年営業を続ける飲食店や大きな屋敷林など、いたるところに懐かしさを感じられるでしょう。 阿佐谷北口駅前スターロード商店街を西に進めば、歴史の深い人気の喫茶店など、個性的な店舗が立ち並ぶ商店街もあります。過去にタイムスリップしたような雰囲気も楽しめる、穏やかな空気が流れるエリアです。
阿佐谷北1丁目や5丁目は屋敷林が多く残る場所で、区が指定する「杉並らしいみどりの保全地区」にも選ばれています。杉並区保護樹木に指定された巨木が並ぶ場所があり、春には青々と茂った新緑を、秋には赤く色づいた紅葉を眺めながら、散歩やジョギングなどを楽しめるでしょう。 また、阿佐谷北は詩人の北原白秋が晩年に居を構えたり、井伏鱒二が移り住んだりした場所でもあります。そのほかにも阿佐谷周辺には、与謝野鉄幹・晶子夫妻をはじめとした作家や歌人などの文化人が多く移り住み「阿佐ヶ谷会」という文人会も生まれました。 このように詩人や小説家が多く住んでいたこともあり、阿佐谷エリアには今なお文化的な雰囲気が残っています。
エリア内にある阿佐ヶ谷駅にはJR東日本の中央本線が通っています。平日の快速なら新宿駅まで乗り換えなしで10分程度で移動でき、都心へのアクセスも良好です。 さらに、阿佐ヶ谷駅南口から足を伸ばせば東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」も利用でき、池袋駅や銀座駅、東京駅まで乗り換えなしで移動できます。 阿佐ヶ谷駅周辺も十分にお出かけスポットはありますが、中央本線沿線の中野駅・荻窪駅なども近いため、お出かけの幅は広いといえるでしょう。
杉並区のシンボルともいえる中杉通りのけやき並木は、全長1.5kmにも及ぶ並木道です。空高く枝を伸ばしたケヤキ群は巨大な緑のトンネルを作り、都内でも有数の規模を誇るとされています。春から夏にかけては緑が美しく、秋には紅葉が舞い散るなど、四季折々の表情を楽しめるでしょう。 沿道にはケーキ店やレストラン、美容室などが立ち並び、オシャレな雰囲気に満ちています。けやき並木を散歩した後はカフェでまったり過ごすなど、お出かけにおすすめのスポットです。
パールセンター商店街は阿佐ヶ谷駅南口の目の前にある商店街です。歴史が古く昭和初期から地域を支えてきたといわれています。 戦前には阿佐ヶ谷周辺が新興住宅として発展したことでこの商店街も活性化し、さまざまな店舗が軒を連ねました。高度経済成長期にはますます人が増え、日常的に利用しやすい商店街があるのも阿佐ヶ谷エリアの住みやさの一因です。 パールセンター商店街では、七夕まつりやジャズストリートなどのイベント開催にも積極的です。特に仮装コンテストは新たなスタイルのお祭りとして注目を集め、異色のカルチャーイベントとして定着しつつあります。
「Aさんの庭」のAさんとは「公園に来る皆さん」を指しています。ここにはかつて、昭和初期の阿佐谷エリアの文化や生活を今に伝える歴史的な住宅と庭がありました。 それが「トトロが住みそうな家」として話題となり、宮崎駿監督著「トトロの住む家」で紹介されるなど、地域の皆さんにも親しまれていました。しかし平成21年2月、火災により焼失していまいます。その後宮崎監督本人が区に公園デザインの提案を申し出たことがきっかけで、無事に再興しました。 庭には住宅のほかにもこの地に歴史を刻んできた井戸や、クヌギ・キンモクセイなどの大木があり、訪れた人が腰を下ろして集える石積などもあります。
阿佐谷エリアは都心へのアクセスが良く、自然が豊かな街です。懐かしい雰囲気が漂う街並みには、かつて有名な詩人や小説家が住んでおり、文学的な歴史が残るエリアでもあります。 落ち着いた雰囲気と活気に満ちた商店街もある阿佐ヶ谷エリアでの暮らしを、検討される方はフォローエリアに追加してみてはいかがでしょうか。エリアに関する情報を随時確認できます。 またほかのエリアも気になる場合は、下記のリンクから簡単な質問に答えるだけでおすすめのエリアがわかるライフスタイル診断もお試しいただけます。
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記事編集者:浜根冬馬 ライター:瀬上友里恵 ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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