2024年08月30日
中央区・茅場町エリア
茅場町は東京都中央区のまん中近くに位置するエリア。およそ1400世帯、2000人ほどの人が住んでおり、オフィス街ですが坂本小学校も立地しています。 中央区のオープンデータによると、茅場町と兜町を含めたエリア内の人口はやや増加傾向にあります 。平成28年と令和4年を比較すると、日本橋茅場町ではおよそ50世帯、兜町でもおよそ50世帯ほど増加しています。少しずつですが、茅場町エリアに住むという選択をする人が増えていることがわかります。 エリア内には分譲マンションや小型のスーパーがあり、日常生活や買い物に不便がありません。このような点が茅場町エリアの住みやすさを形成しています。 茅場町といえばオフィス街のイメージですが、小中学校やスーパーなど暮らしに役立つ施設があるため、ここに住むことを検討されてみてはいかがでしょうか。
茅場町・兜町、いずれも古い歴史を持つ町です。茅場町には江戸城拡張工事の際に、神田橋付近から茅商人を移して市街化した歴史があり、商人たちが取り扱っていた茅(屋根に使われるイネ科の植物)が地名の由来となりました。 一方の兜町は、平安時代後期の故事にちなんで名付けられました。初代鎌倉幕府将軍・源頼朝の祖先にあたる源義家が遠征時に暴風を鎮めるため兜を沈めて龍神に祈った、という言い伝えが残されています。 また兜町は、かつて日本のウォール街と呼ばれた金融街で、日本における銀行発祥の地として知られています。民間銀行の祖となった第一国立銀行(現みずほ銀行)がこの地に設立されるなど、日本における金融の歴史が刻まれた土地柄です。
交通アクセスの面では、茅場町駅から東京メトロ東西線と東京メトロ日比谷線が利用可能です。2つの路線は東西方向と南北方向に交差するように走っており、広い範囲にスムーズにアクセスできます。 東京メトロ東西線を利用すれば東京駅まで約10分圏内です。そのほか、大手町駅、飯田橋駅、高田馬場駅、中野駅といった主要駅にも乗り換えなしで行けます。 東京メトロ日比谷線を利用すると10分ほどで上野駅に到着。銀座駅、中目黒駅などに乗り換えなしで行けます。新宿駅や渋谷駅、池袋駅に行くには1度乗り換えが必要ですが、いずれも30分以内にアクセスできる点が魅力です。
茅場町・兜町の象徴ともいえる東京証券取引所。前身の東京株式取引所が1931年に完成して以来、現在に至るまで、上場会社の株式売買を通じて日本の証券・金融市場を支え続けています。 東京証券取引所ならではの魅力として、一般の人が見学できるスペース「東証Arrows」を設けていることが挙げられます。Arrowsには取引の様子を見学できるコーナーがあり、チェッカーと呼ばれる大型の電光掲示板も見ることができます(要予約)。 他にも、株式投資を体験したり、史料を見学したりできるコーナーが設けられています。 株式投資について意欲的に学んでいる方はもちろん、これから始めようと考えている方にとっても魅力的な施設です。
多くのオフィスビルが立ち並ぶ茅場町・兜町ですが、毎日の疲れを癒してくれるスポットもあります。なかでも明治期に開設された坂本町公園は約5190㎡と広く、晴れた日にのんびりした時間を過ごすことができます。 エリア内の数少ない公園の一つである坂本町公園には、子どもが裸足で走り回れる芝生が敷かれており、きれいな小川やベンチもあります。 公園内には無料で使えるゴザが10枚ほど用意されており、ゴザを敷いてゆったりくつろぐという、ちょっと変わった楽しみ方ができます。
東京証券取引所のすぐそば、首都高速道路の真下に「兜神社」という小さな神社があります。兜町は源義家が鎮定のために兜を埋めて塚をなした地といわれていますが、兜神社のルーツは明治期で、東京株式取引所の設立時に鎮守として造営されたそうです。 境内に安置されている兜岩は、地名の由来にもなりました。源義家が遠征の際に、この岩に願を懸けて戦勝を祈願したという言い伝えが残っています。 現在では証券界の守り神とされているため、株式投資をするならぜひ参拝しておきたい神社です。
証券街のイメージが強い茅場町ですが、アクセス良好な交通網や小中学校、日常の買い物に役立つスーパー、ひと息つける公園など茅場町エリアの住みやすさを引き立てています。住むのに便利な要素もそろっているので、ぜひ物件選びの候補地として検討してみてはいかがでしょうか。
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記事編集者:立石秀彦 ライター:goto31 ※掲載された記事の内容は制作時点の情報に基づきます。
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